今回は
光造形の原理について見ていきましょう。
▼
光造形の原理
光造形は、光硬化性樹脂で満たされたタンクに紫外線のレーザーを当てることで造形する方法です。
レーザーが当たった部分だけ樹脂が固まるので、「レーザーを当てる→固まる」を繰り返して層を積み重ねていきます。
ちなみにこの原理を考えだしたのが、なんと日本人の小玉秀男さん。
1980年小玉さんが発明したものを、1987年にアメリカの3Dシステムズ社が製品化したのが始まりです。
▼
光造形は3種類
光造形には「SLA方式」「DLP方式」「LCD」方式の3種類があります。
簡単に説明すると以下のようになります。
SLA方式…上から樹脂に紫外線を当てる。高精細な造形が可能
DLP方式…下から樹脂に紫外線を当てる。印刷速度が早い
LCD方式…液晶パネルを使って下から紫外線を当てる
LCD方式はシンプルな構造のため、格安3Dプリンターで多く使われています。しかし紫外線を液晶パネルに当てるために劣化が早く、200時間ほど造形したら液晶パネルを交換する必要があります。
▼
光造形では
レジンも重要
プリンター自体の性能はもちろん、安全で長く利用するには材料である樹脂「
レジン」の質も重要です。
例えば当社では無水エタノールやクリンソルブなど、人体への悪影響が少ない洗浄液が使える国内製造
レジンを採用しています。
▼まとめ
光造形は紫外線を当てて樹脂を固める方法です。
名古屋にある株式会社アイエムエスでは、企業様や教育機関向けの3Dプリンタレンタルを行なっています。
レンタルの詳細について疑問や質問があるかたは、ぜひお気軽にご連絡ください。