3Dプリンターの造形方式である「
光造形方式」と「熱溶解積層方式(FDM)」。
フィギュアを作るにはどちらが適しているのでしょうか?
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光造形と熱溶解の違い
まずは
光造形と熱溶解の違いについて見ていきます。
光造形は紫外線のレーザーを当てて、光で固まる性質のある樹脂の層を積み重ねていく方法です。
熱溶解は、熱で溶かしたヒモ状の樹脂をノズルから押し出すことで、一層ずつ積み重ねていく方法です。
ちなみに熱溶解は「材料押出堆積法」と呼ぶこともあります。
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光造形と熱溶解のどっちがおすすめ?メリット・デメリット
お次の
光造形と熱溶解のメリット・デメリットを見てみます。
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光造形のメリット・デメリット
光造形は高精細で、造形時間も短い傾向にあります。1度に大量の造形が可能なので、利用する人数が多い教育機関で使うのもおすすめです。
ただし
光造形は残った
レジンを洗い落とすプロセスがあるので、その分は多少面倒かもしれません。
また
光造形で作ったものは太陽光で硬化が進んで壊れやすくなるので、室内で利用するものを制作するようにしましょう。
■熱溶解のメリット・デメリット
熱溶解はプラスチックと同じくらいの強度を持つ造形が可能、というメリットがあります。
ただし層と層の境目が目立ちやすい欠点があります。
■結局どっちがフィギュア作りに向いてる?
細かい表現が必要なフィギュア作りには、精度が高いプリントができる
光造形がおすすめです。
「後処理が楽なほうが良い」というかたは熱溶解という選択肢もあるでしょう。
▼まとめ
精巧なフィギュアを作るなら
光造形がおすすめです。
株式会社アイエムエスでは企業様や教育機関を対象に、
光造形方式の3Dプリンターのレンタルを行なっています。興味のあるかたは、ぜひお気軽にご相談ください。